すっかり前回でユーコンのお話は終わったと思っていたのですが、
大事な話題を書くのを忘れていました。“ユーコン川カヌー川下りにおける
トイレ事情”を。
今回、一緒に旅をした“トイレの話”が大好きな
この人のブログにも、最近は書き尽くしてしまったのか、それとも野外トイレにすっかり慣れてしまって、新鮮味がなくなったのか、全く書かれなくなった
キャンプでのトイレのお話。
とりあえず、キャンプ初日のレイク・ラバージ湖畔のキャンプ場にはトイレがありました。ちゃんと
便器の体裁を整えたトイレがありました。水洗ではありませんが。
しかし、2日目のキャンプ場所ではすでに
トイレは無し。実は以前はあったらしいのですが、撤去されたとのこと。ただ、森の中にはどこのどなたが作ったか分かりませんが、下記のような
トイレらしきものがありました。

ただ、これもいわゆる
“囲い”は無し。森の中に木のベンチの用に設置されていました。使い方は分かりますね?丸い穴の上に座るわけです。中には結構、汚物が残っているようだったので、写真ではなく、私の稚拙な絵を掲載しました。
これを使うぐらいなら、“青空トイレ”の方がマシだと腹を決めていたのですが、残念ながら(?)この日は“大”のほうをもよおすことがなく、青空トイレはお預け。
3日目、ここは一応、トイレが設置されていました。丁寧にも
男性用、女性用が分かれており、ちゃんと
ドアの付いた“建物”になっていました(カギは掛かりません)。ところが、中に入るとご覧の通り。

2日目のキャンプ場所の森の中にあったものと同じ構造。それに囲いが付いたと考えればよいでしょう。囲いが付いた分、
においがこもってしまうのが難点。
さらに、腰掛ける部分の手前から、
穴までの距離が微妙に
長く、かなり深く腰掛けないといけません。恐らく、身長162cmしかない私が座ったとしたら、足が地面に着かなかったのではないでしょうか。
穴までの距離が長いため、“小”をするのにも難点が。始めと終わりに、手前の部分に
引っ掛けてしまう可能性が高いのです(男性の方なら分かると思いますが)。「もう一歩前へ」どころか、かなり突き出さなくてはならない状態です。
というわけで、3日目は一応トイレがあったにもかかわらず、
“大”も“小”も外で済ませました。
ここで、外で“大”するときのルールと方法ですが、まず、キャンプが始まる前にジップロックに入ったトイレットペーパーと小さな
紙袋数枚が支給されました。
さらにキャンプの備品の中に
スコップが用意されていて、“大”に行くときは、これらを持って、テントを張った場所と、川などの自然の水場から
充分に離れた場所へ向かいます。もちろん、他の人から見えない場所がいいでしょう。
適当な場所を見付けたら、スコップで
穴を掘り、その中に用を足します。済んだら汚物には土を掛けてしっかり
埋め隠します。この際、スコップは出来るだけ使わない。共有のものなので、スコップに汚物を付けないためです。
使用した
トイレットペーパーは紙袋に入れ、キャンプファイヤーの時に
燃やします。決して汚物と一緒に埋めてはいけません。トイレットペーパーは微生物の少ない北の地では分解されにくく、野生動物に掘り返され、散らばってしまう可能性があるためです。
以前にも書きましたが、今回の5泊のキャンプで他のパーティーとキャンプ場所が一緒になったのは一度だけ。森の中に入れば、ほとんど周囲からの目を気にすることなく、慣れてしまえば、
のんびり快適に用を足せます。
スコップがなければ、仲間の誰かが用を足しに行っていることも分かるので、うっかり鉢合わせということも起こりませんからね。目の前には
自然豊かな森。上は高く
突き抜ける空。
正直なところ、行くまでは少々不安ではありましたが、
この人がうれしそうに青空トイレの話をするのも、ちょっと納得のトイレ事情でした。