知床岬を見る方法は、一般観光客の私達には船で行くしかありません。観光用の船は知床観光船「おーろら」という大きな船と、何社もの業者が出しているクルーザーボートがあります。
「おーろら」は大きいので安定していて快適な船旅となりますが、断崖を流れ落ちる滝などに近付くことは出来ません。
一方、クルーザーボートの方は小さくて小回りが効くので、断崖近くまで寄ることができ、滝などを間近に見ることが出来ます。ただし、波風の影響を受けやすいので、船酔いしやすい人はツラいかも知れません。
私はどちらにするか迷いましたが、ユースホステルの同部屋の2人がクルーザーにするということだったので、クルーザーに決めました。
知床岬まで行くコース(他にも半島の途中まで行くコースがある)は朝10:00出発の各社1便ずつのみ。私達の選んだのは「cafe FOX」運行のクルーザー船。15人乗りのボートでした。
ウトロ港を出発すると、まずはフレペの滝(乙女の涙)に近付きます。ここはゴールデンウィークには滝の上から眺めた場所です。今回は崖の下から。でも、揺れる船に慣れていなかったので、うまく写真が取れませんでした。
続いて、その裏側にある男の涙の滝に近付きます。ここは通常、徒歩では見に行くことが出来ず、「乙女の涙」に対して“隠れて泣いているよう”だということで「男の涙」というのだそうです。
<こんな感じで断崖に近付きます>
さらに半島沿いに進むと、前日行った「カムイワッカ湯の滝」が最後に海へと流れ落ちる「カムイワッカの滝」が見えて来ます。もちろん、この時点では既に水になっていますが、流れ落ちた辺りの海岸の岩は、硫黄分で黄色くなっています。
<カムイワッカの滝>
そして、このクルーズの目玉のひとつ。クマ出没ポイントとなっているルシャの海岸辺りへ。じ〜っと目を凝らして探していると、小さく黒く動く物体が海岸に2つ…出た!クマだ!!
ボートも出来る限り近寄ってくれるのですが、この辺りは海岸になっているので、あまり近付くことが出来ず、写真には米粒のようなクマしか写りませんでした。
<クマがいるの分かりますかね〜>
他にも断崖を流れ落ちるいくつかの見事な滝を眺めながら、出発から約2時間。ボートはとうとう知床岬の先端に到着します。しばらく漂って景色を見ることが出来、晴れていればここからも国後島が見えるはずだったのですが、この日も曇っていて見えませんでした。
しかし、岬が突き出して周りには何も見えない景色は“果てまで来たんだな〜”という気持ちにさせてくれました。
<ここが最終目的地。知床岬>


