2011年09月15日

国代表資格のお話

 今回のラグビーワールドカップの試合は、一部、日本テレビ系列で地上波放送されています。先日の日本vsフランスも、土曜日の夕方に生放送されました(残念ながら残りの試合は深夜枠の録画放送)。

 普段はラグビーなんて全然興味がない人も、たまたまチャンネルを合わせて、そのまま見てしまった…という人がいたのではないかと思います。そんな人たちの中には見た途端に次の疑問を持った人も多かったことでしょう。

 「なんで日本代表なのに外国人がいっぱいいるんだ?」

 私のように以前からラグビーに親しんでいる人間なら当然知っていることなのですが、彼ら外国出身者も「日本代表になる資格があるから」なのです。オリンピックやサッカーの国代表は「国籍」が代表資格だと思うのですが、ラグビーの場合は違います。

 (a) 当該国で出生している、または、
 (b) 両親、祖父母の1人が当該国で出生している、または、
 (c) プレーする時点の直前の36ヶ月間継続して当該国を居住地としていた。

 ラグビーの場合は以上の3つが代表になる条件。今回のラグビー日本代表チームには10人の外国出身者が(うち5人は帰化した日本人国籍取得者)いますが、いずれも上記の(c)に該当するのです。

 上記の条件に該当するために、外国出身者ながら国の代表選手として今大会に出場している選手は、日本代表以外にも実はたくさんいます。

 例えば今日行われたアメリカvsロシアの試合。アメリカのウイングであるパターソン選手はニュージーランド生まれで、普段もニュージーランドのクラブでプレーしていますが、両親のどちらかがアメリカ生まれ(どっちだったか忘れた)なので、アメリカの代表資格あり。

 一方、ロシアのロックで途中出場したバーンズ選手もオーストラリア生まれでオーストラリアのクラブでプレーしていますが、母方の祖父母がロシア人なのでロシア代表資格あり…というわけです。

 逆に、2人ともそれぞれニュージーランド、オーストラリアで生まれているので、(a)の条件から生まれた国での代表資格が当然あるのですが、そちらの方では代表レベルに達しないと判断して、アメリカ、ロシアの代表召集に応じたというわけです。

 一旦、ひとつの国の代表に選ばれて試合に出てしまうと、他の国の代表にはなれないという規則もあるので、先ほどの2人も、日本代表に選ばれた外国人選手も、もう自分の生まれた国の代表にはなれないということになります。

 日本代表に外国出身の選手が多いというのは、毎回、代表が選出されるたびに色々な意見が飛び交うのですが、他の国の代表にも外国出身の選手は結構いる(確かに日本ほど多い国はないと思うけど)し、ちゃんと資格条件を得ているので、仕方ないのではないかと思います。

 もちろん、日本生まれの選手が外国出身の選手を実力で上回って代表になってくれるのが一番いいとは思うんですけど…そうなった時は、きっとラグビー日本代表もワールドカップで予選プールを突破出来るようになると思います。

 ところで、これを書きながら思ったのですが、上の条件だと、外国出身選手は日本国籍を取っても日本に3年居住していなければ代表になれない…ということになるんでしょうか?ご存知の方、いらっしゃったらおしえて下さい。

usavsrus.jpg
<アメリカ国歌斉唱。パターソン選手とバーンズ選手、それぞれの国家は歌えたんでしょうか?>
posted by らぐじ〜 at 22:19| Comment(2) | TrackBack(0) | RWC2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
へぇ、そうなんですね、勉強になりました(*^。^*)
Posted by 梅スケ at 2011年09月17日 23:36
すみません。コアなネタで(笑)
Posted by らぐじ〜(うめちゃんへ) at 2011年09月18日 21:40
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック