2011年10月05日

400万人のスタジアム

 9月9日に始まったラグビーワールドカップもほぼ1ヶ月を過ぎ、予選プールが終了。これまでは平日でも試合が行われていたのですが、ここからは決勝トーナメントが週末に行われるのみ。あと3週間。あっという間だなぁ。

 今回は開催地のニュージーランドのお話。記事タイトルの「400万人のスタジアム」は今大会のキャッチフレーズのようなもので、人口わずか430万人のニュージーランドが「国全体でみなさんのラグビー観戦を歓迎しますよ」といった感じでしょうか。

 ニュージーランドの国土面積は日本の4分の3ほどなのですが、人口となると4%に満たないというわけで、「こんな小さな国ですが、世界的な大会を開催し、ラグビーを愛する国民みんなで大会を盛り上げていきます」という姿勢を表わす言葉でもあります。

 さらに430万人の人口のうち、最大の都市オークランドに130万人が集中しています。ちなみに大阪市の人口が270万人弱ですから、これだけでニュージーランドの半分以上。大阪府となると880万人になってしまい、ニュージーランドの倍の人口になります。

 今大会の開催会場はオークランドなどの大都市以外の地方都市にもあるのですが、例えば、アイルランド対アメリカ戦ほか3試合が行われたニュープリマスの人口は7万人ほど。これ、私の住んでいる町より少ないんです(ほとんど同じぐらいですが)。

 ここにあるスタジアム(スタジアム・タラナキ)の収容人員は2万人強。うちの町にはスタジアムなんてありませんから、考えてみるとスゴいことだと思うのです。町の人口の30%弱がスタジアムに入ってしまうわけですから。

 その他の地方都市の開催会場も、ほとんどが1万5000人程度の収容人員なのですが、人口も5万〜7万人程度の小さな町ばかり。海外から大挙してサポーターが押し寄せれば、宿泊施設がなくなるのも当然です。

 そのため、今大会は会場総計の収容人員が少なく、観戦収入が落ち込むことが懸念されていました。実際、大会途中ながらすでに大きな赤字を計上するという報道がされています(一部報道では1320万ドル)。

 このような状況から、ニュージーランドでのラグビーワールドカップ開催は、経済的な理由から今回が最後になるのではないかと言われています。しかし「400万人のスタジアム」と謳うだけあって、現地の雰囲気はラグビー好きにとってはたまらないもののようです。

 たとえ1万5000人程度のスタジアムでも、ほとんどの試合でほぼ満員に近い状況なので、選手にとってもやりがいがあるでしょうし、何と言っても、町中、国じゅうがラグビーの話題で持ち切りなのですから。

 こんな“ラグビー天国”で2度とワールドカップが開催されないのはとても残念なことだと思うのですが、どうにかならないもんでしょうかねぇ…と思う一方で、2019年は日本開催。いったいどれだけ盛り上げられるのか、心配でなりません。

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<ニュージーランドはまさしく“ラグビー天国”>
posted by らぐじ〜 at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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