2007年06月15日

『ユナイテッド93』

 TSUTAYA DISCASの無料お試しキャンペーンの利用3枚目、『ユナイテッド93』を観ました。

united93.jpg

 『ワールド・トレード・センター』と同様、“911”ものですが、大きな違いは『ワールド・トレード・センター』が生還者の話を元に作られているのに対し、こちらは生還者なしの状況から作られた作品。

 元になっているのは、機内からの携帯電話や機内電話から掛けられた電話による搭乗者の話。つまり、映像に関しては全くの想像によるものと言えます。

 機内の状況以外にも、管制センターや軍司令部の様子が多く描かれていて、指揮系統の乱れ、誤報などによる混乱がひどかったことが分かります。こちらはある程度、事実に基づいてはいるのでしょうが、色々と秘匿されている部分もあるのではないかと思います。

 機内の描写に関しては、やはり電話での話から想像されたものであって、「きっとこんな感じだったんだろうなぁ」と思える部分と「ホントにこんな風だったのかなぁ」と疑問に思える部分が交錯した感じです。

 実際に犯人が爆弾を抱えて脅している状況で、あんなに電話を掛けたり、相談したり、さらには武器になるようなモノを集めたり出来たんだろうか?

 犯人が抱えていた爆弾はニセモノだった、墜落する前に機長、副操縦士、チーフパーサー、乗客の一人が犯人によって殺害されていた、などなど、これだけのことが本当に電話で地上に伝わっていたのだとしたら、それはそれですごいことだったんだなぁと思います。

 本編は1時間50分ほどなのですが、いわゆるDVDならではの特典映像に実際の遺族へのインタビュー、その遺族と犠牲者を演じた俳優との対面などが収録されていて、これが1時間モノ。正直なところ、むしろこちらの方に興味を惹かれました。

 この映画を公開するにあたって、あるいは特典映像を作成するにあたっては、遺族の了解や協力が欠かせなかったと思うのですが、そういう遺族の姿を見ていると、目頭が熱くならざるを得ませんでした。

 ちょっと余計な感想なのですが、犯人(4人)を演じていた俳優さん(中東系の人だと思うけど)って、どんな気持ちで演じているんでしょうね…。

 そして、私ならではの感想として、乗客の中にラグビーをやっている人がいて、その人が協力して犯人に襲い掛かる役目の中に入っているということに、勝手にうれしく思い、誇りを感じてしまいました。

 アメリカではラグビーなんて、本当にマイナースポーツなんですが(それでもW杯には出場する)、こんなところに登場するとは…。

 映画としてはドキュメント的な要素が強いだろうということは、観る前から覚悟はしていましたが、かえって電話で伝えられた言葉からの想像であることが、臨場感を増していたような気もして、観ておいていい映画だと思いました。
posted by らぐじ〜 at 22:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この映画、劇場で見ました〜
いい映画だったんですが、

動きのあるアクションシーン等よりもせりふでの説明が多く
モノローグの多いまんがを読んでいるような感じで、見ていてかなーり疲れてしまいましたε-(。_。;)ノ
Posted by ミイ at 2007年06月17日 18:45
> せりふでの説明が多く

>> そりゃドキュメントものですからね。仕方がないでしょう。
Posted by らぐじ〜(ミイさんへ) at 2007年06月17日 22:06
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