2007年09月19日

アイランダーの戦い

 昨日、トンガサモアを敗った試合に関して、“プチアップセット”ということでお伝えしましたが、実はこの試合について、昨日の時点では試合結果だけは知っていたものの、試合内容は知らない状態でした。

 その後、ビデオにて観戦。まさに南太平洋のアイランダー同士らしい、肉弾相打つ、そして意地と意地のぶつかり合う激しい試合でした。まるで民族間の“戦い”(“戦争”というより“戦い”がふさわしい)でした。

 昨日も書いたように、この2国とフィジーは普段から南太平洋3ヶ国対抗戦で戦っており、ワールドカップ本戦出場の予選でも戦います。

 3国が互いに対戦すると、どこが勝ってもおかしくないような状況なのですが、他国との対戦成績も含めて考えると、実力的にはサモア、フィジー、トンガの順(大会前の世界ランクもこの順)。

 特にトンガとサモアに限ってみると、トンガがサモアに勝ったのは2000年に遡るそうです。というわけで、今回の試合結果はやはりアップセットだったと言えるでしょう。

 試合前に行われる“ウォークライ”から互いの闘志がぶつかり合います。ちなみにこの“ウォークライ”(戦いの前に行う儀式的踊り)を行うのは、この大会参加チームではこの2ヶ国とフィジー、そして有名なニュージーランドです。

 4ヶ国ともそれぞれ独自の“ウォークライ”を持っていて、ニュージーランドのは“ハカ”と新作“カパオパンゴ”。フィジーは“シビ”。トンガは“シピタウ”サモアは“シヴァタウ”と言います。

 予選プールで互いに“ウォークライ”を行うチームが対戦するのは、このトンガ対サモア戦だけでした。ド迫力!

samvstga.JPG
<シヴァタウ(左:サモア)対シピタウ(右:トンガ)>

 試合の方は、何となく手堅い試合運びになってしまったサモアに対して、闘志むき出しで積極的に攻めるトンガが勢いを得て、後半にトライを奪って逆転。

 トンガは闘志が裏目に出て、2人のシンビン(10分間の一時退場)と1人のラフプレーによる退場者を出し、最後の5分を13人で戦わなければならなくなったのですが、必死のディフェンスで守り切って勝利。

 普段からのライバル同士、そして隣国同士ならではの“誇り”をかけた、独特の雰囲気の試合でした。

3islands.JPG
<3国の位置はこんな感じ>
posted by らぐじ〜 at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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