2007年10月21日

終わってしまった…

 9月7日、まだ暑い頃に始まったラグビーワールドカップでしたが、1ヵ月半を過ぎ、ひんやりするような気候になった今朝、南アフリカの3大会ぶり2度目の優勝で幕を閉じました。

 そう考えると、「長かったな〜。日本の試合なんて遠い昔のよう…」って感じなのですが、また4年後まで見られないと思うと、「あ〜、もう終わってしまったのか…」という感じです。

 さて、決勝戦は“決勝戦だから仕方がない”というお互いの手堅い試合運びで進みました。ラインアウトやスクラムのセットプレーで優位に立ち、キックで敵陣に入り、ペナルティゴールやドロップゴールで得点を刻む…。

 見ている方としては面白くない展開なのですが、タックルや密集周辺での激しいぶつかり合いは迫力満点で、その点では本当に見応えがあり、この試合にかけるお互いの意気込みが伝わって来ました。

 前半は南アフリカが3本、イングランドが1本のペナルティゴールを決めて9−3と南アフリカがリード。戦前の予想では地力に勝る南アフリカが優位と思われましたが、思ったほど差は開かず、この点差ならイングランドの“射程圏内”と思われる点差で折り返しました。

 後半開始早々、この試合の行方を左右するプレーが。

 パスが乱れたイングランドのライン攻撃でしたが、そのボールを拾ったイングランドのセンター、21歳のテイトが大きくゲインして一気にゴール前へ。

 ゴールには届かなかったものの、ラックからさらに左へ展開。ウィルキンソンのタップパスを受けたクエトーが、ゴール左隅へ飛び込んでトライ!…のように見えたのですが…。

 ビデオでの判定の結果、ボールをグラウンディングするほんの少し前に、クエトーの左足つま先がわずかにタッチラインに触れていてトライにならず。結局、この攻撃はウィルキンソンのペナルティゴールで3点を返すに留まりました。

 その後、イングランドにはちょっと不運なペナルティ判定もあって、南アフリカが2本のペナルティゴールを追加して15−6。この時点で残り18分。イングランドとしては9点差をどう返すか…?

 まだ残り時間も充分で、これ以降、イングランドが南アフリカ陣に入る時間も長かったので、ウィルキンソンのドロップゴール、あるいはフォワードが圧力をかけてペナルティを誘う手段もあったと思うのですが、イングランドは“9点差”を考えてトライを狙いに行きます。

 ここまで、一度は予選敗退の危機に陥るなどの苦境を脱出してきたのは、やはりウィルキンソンのキックのおかげだったのですが、ここへ来てバックスに展開してトライを取ろうという戦術はどうだったのか?

 結果、決定力不足を露呈してトライを奪うことが出来ず、時間が進んで行きました。結果論かも知れませんが、イングランドが勝つためには、これまで勝って来られた方法に固執すべきだったように思います。その時間と機会はあったはず。

 その後スコアは動かず、最終15−6。両チームトライなしの決勝戦となってしまいました。極端な言い方をすれば、南アフリカは無理にリスクの多い展開ラグビーをしなくても勝てたというぐらい余裕があったような気がします。

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<ウエッブ・エリスカップを持って選手達に抱えあげられた南アフリカのムガビ大統領>

 それでもイングランドの予想外の勝ち上がりは立派でした。“こんなチームが優勝してしまったら大変だ”などという声も上がったようですが、ひとつの武器しかないチームでも、ここまでやれるというスタイルは見せてくれたのではないでしょうか。

 今大会は今までになく、波乱の多い大会という面で面白かったとは思うのですが、一方で上位進出が予想されたチームが準々決勝で敗退して、本来“実力上位”と思われていたチーム同士の対戦がないまま終わってしまったのは寂しい気がしました。

 次回は2011年のニュージーランド大会。ラグビーだけでなく、国としても私の大好きな国なので、出来ることなら3ヶ月ぐらいのロングステイで現地観戦してみたいものです。
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2007年10月20日

アルゼンチンが返り討ち

 ラグビーワールドカップの3位決定戦は、大会開幕戦の再戦となるフランス対アルゼンチンの戦い。地元開催最終戦と開幕戦敗戦の雪辱を晴らそうとするフランスのモチベーションが上回るかと思ったのですが…。

 準決勝の南アフリカ戦では疲れやケガの影響が明らかに見られ、動きが重い感じがしたアルゼンチンが見事に復調。フランスのフォワードのモールを止め、攻撃的布陣に切り替えたバックスのライン攻撃も防ぎます。

 3−3とペナルティゴール1本ずつを決めて迎えた前半28分、アルゼンチンが見事な展開とボールの繋ぎでフランスを振り回し、完全に崩し切ってのトライを奪います。さらに勢いに乗って、その4分後にもトライ。

 完全にゲームを支配されたフランスですが、前半終了間際にアルゼンチンゴール前へ。執拗にフォワードのモールでトライを奪いにかかりますが、アルゼンチンも必死のディフェンス。

 結局、最後は反則を犯したアルゼンチンの選手、そしてその選手を踏みつけたフランスの主将イバニェスがともにシンビン(10分間の一時退場)となる痛み分けで前半終了。フランスは得点を奪えず後半を迎えることになりました。

 後半もアルゼンチンのしっかりしたディフェンスに攻めあぐむフランスという図式は変わらず、逆に後半13分、アルゼンチンがフルバックのコルレトのカウンターアタックから、最後は大きく右サイドに展開するという素晴らしいトライで追加点。

 後半23分にはまたしてもシンビンでアルゼンチンが14人での戦いを強いられますが、それでも勢いは衰えず、逆に自陣からの積極的な攻めでトライを奪って勝負あり。

 フランスも相手が14人の間に1トライを返しましたが焼け石に水。アルゼンチンがさらに5本目のトライを奪って3位を決めました。

 この日のアルゼンチンの5本のトライは、全てがラグビーの醍醐味を表現するような素晴らしいトライばかり。開幕戦ではもっとキックが多く、トライもひとつだけでしたが、ディフェンス力、フォワードの力強さ、そして展開力と、総合的な力があることを示しました。

 一方のフランスは、ここまでの試合でキック中心の組み立てをしていたことが災い。攻撃的布陣に変更したバックスがアルゼンチンのタックルに苦しめられて前進出来ず、バックスを信用出来なくなったフォワードが力勝負に出ても勝てず、地元ファンを落胆させてしまいました。

 点差は開いたものの、3位決定戦としてはこれまでの大会で最も見応えのある試合だったと思います。特にアルゼンチンのこの試合に対する意欲は見事でした。本当に価値ある3位だと思います。

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<3位を決めたアルゼンチン。左は代表での最後の試合を飾った主将のピチョット。>

 9月7日に始まったラグビーワールドカップもいよいよ決勝戦を残すのみ。終わってしまうのは寂しいですが、最後も好試合を期待したいものです。
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2007年10月19日

3位決定戦

 今週も無事、働き終わりました。とりあえず2週間続きました。

 昼食は同じお得意先の仕事をしている3人の人と一緒に、会社の外へ食べに行くことが多いのですが、今日は雨ということもあって、会社の中でコンビニで買ったインスタントラーメンとおにぎりを食べました。

 他の3人の方々は、雨の中、外へ食べに行ったのですが、私は食費の節約ということもあって、今日は失礼させて頂きました。でも、社長も“どんべえ”食べてるような会社です。

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 さて、日本時間の明朝4時から、ラグビーワールドカップは3位決定戦が行なわれます。毎回、試合に対するモチベーションの問題から、不要論の上がる3位決定戦ですが、今回はちょっと様子が違います。

 まず、開幕戦再戦であること。

 アルゼンチンが大方の予想を覆して、ホスト国フランスを敗った開幕戦。この結果が引き金となったのか、今大会は波乱の多い大会でした。フランスは是非とも開幕戦の雪辱を晴らしたいところ。

 フランスはノックアウト方式の決勝トーナメントに入って、手堅いキック中心の戦略を取るために先発からはずれていたスタンドオフのミシャラクを先発に、そして開幕戦でスタンドオフに入って干されてしまった形のスクレラをセンターに。

 さらには、ベテラン快足ウィングのドミニシ、攻撃的フルバックのポワトルノーも先発で登場させ、明らかに積極的に攻めて行こうという布陣に変更してくるようです。

 一方、アルゼンチンはこれまでアルゼンチン代表を引っ張って来た“アルゼンチンの闘将”ピチョットがこの試合が代表最後の試合となるようです。また、監督のロフレダも勇退

 ということで、大会最後の試合、そしてピチョットやロフレダ監督の代表最後の試合を勝利で飾ろうという意気込みが感じられます。今大会、多彩なキックで一躍スターとなったスタンドオフのエルナンデス、ベテランのコンテポーミもケガを押しての出場予定

 お互い、3位というよりも、この試合での勝利を目指して全力を出し切りそうな一戦。なかなか楽しみな3位決定戦となりそうです。

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<闘将ピチョットは最後を飾れるか?>
posted by らぐじ〜 at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月17日

フランスの怪人

 何となくいい写真を見付けました。

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 ラグビーワールドカップ準決勝、フランス対イングランド戦後の1シーン。敗戦にうずくまるフランスの18番の選手に声を掛けるのは、イングランドを決勝へと導いたスーパースター、ジョニー・ウィルキンソン。

 うずくまるフランスの18番はセバスチャン・シャバル。今大会、フランス選手の中でも最も人気の高かった選手と言えるでしょう。うずくまっていて顔が見えませんが、顔を上げるとこんな顔

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 この洞穴に住む原始人のような風貌と、ボールを持つと相手に真正面からぶつかっていく豪快な突進が人気の要因。今回のフランスサポーターの中には、かつらと付け髭でシャバルの風貌に似せた格好をした人がたくさんいました。

 風貌だけでなく、今年の春にフランスがニュージーランドに遠征した時、フランス国内のリーグ戦日程との関係でベストメンバーを組めなかったフランス代表の中、一人獅子奮迅の活躍をし、ニュージーランドの2m超のロック、アリ・ウィリアムスの顎を砕いた突進は圧巻でした。

 ワールドカップでは先発メンバーでなく、途中交代のインパクトプレーヤーとしての起用が多かったのですが、彼がピッチに登場したり、ボールを持って走り出すと、フランスサポーターが“ウーッ!”という唸り声を上げるというのが定着していました。

 そんなフランスの“怪人”が、敗戦後はこのシーン。プレー中の顔はおっかなくて、本当に原始人みたいに“ウーッ!”としか言わないんじゃないかと思えたのですが、この写真を見て、とても親近感が沸きました。

 一方のウィルキンソンには、こんな応援も…やはり“怪人”とは対照的ですね。

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<「ジョニー、私が大人になったら結婚して」>
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2007年10月15日

決勝は南ア−イングランド

 今日は久しぶりに試合明けのお仕事…昨日はほとんど走れなかったのですが、スクラムでプロップに入ったせいもあって、やはりしんどかったです。眠くて、眠くて…仕事中にコーヒー4杯(←もともとあんまり効かないし、インスタントだし)。

 さて、帰宅後、ラグビーワールドカップの準決勝第2試合、南アフリカ対アルゼンチン戦ををビデオ観戦。先に夕刊で結果を見てしまったのですが、ラグビーに関しては意外とそれでも平気です。

 結果は37−13で南アフリカが勝利。今回は予想通り。今回、初めてベスト4に残ったアルゼンチンですが、ここで力尽きました。

 序盤、アルゼンチンはスクラムも押し気味、ボールをバックスに展開しても、リズムよく攻撃出来ていたにもかかわらず、パスをインターセプトされてトライを奪われるなど、ミスが多発。その後も、あらゆる局面で互角に戦っていたのですが…。

 南アフリカはディフェンスでプレッシャーをかけ、狙いすましたインターセプトやタックル後のターンオーバーからトライを奪って、ミスの多いアルゼンチンにゲームの流れを渡しませんでした。

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<アルゼンチンのFBコルレトを囲む、南アのディフェンス陣>

 点差ほど実力の差はなかったように思うのですが、南アフリカのビッグゲームでの経験の多さがモノを言ったように思えました。何となく試合を通して落ち着いていた感じが…。

 それでも、アルゼンチンの今大会の活躍は賞賛に値するでしょう。開幕戦で地元フランスを撃破。堂々の予選全勝突破、準決勝進出で、固定しがちなラグビーの世界勢力図を塗り替えたと言えるでしょう。

 実はラグビーワールドカップには3位決定戦があって、毎回“不要論”が出るのですが、今回はフランス対アルゼンチン開幕戦の再戦

 準決勝でかなり疲れているように見えたアルゼンチンのモチベーションが心配ですが、フランスとしては開幕戦の汚名挽回のチャンスとばかり、気合いが入るのではないかと思います。

 決勝戦は南アフリカ対イングランド。こちらも予選Aプールで一度対戦済みのカード。予選では“ウィルキンソン抜き”のイングランドに南アフリカが36−0の完封勝ち。

 南アフリカ有利の予想は避けられませんが、ウィルキンソンの復活とともに、重量フォワードも調子を上げてきたイングランド。ひょっとしたらひょっとするかも。

 南アフリカが勝てば、第3回大会以来、2度目の優勝。イングランドが勝てば、史上初の大会2連覇(同じく2度目の優勝)。

 今週末、いよいよフィナーレを迎えます。
posted by らぐじ〜 at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月14日

地元フランスも散る

 ここまで予想を覆す試合の多い大会も初めてでしょう。ラグビーワールドカップは準決勝1試合目、イングランド対フランス戦

 大方の予想を大きく裏切り、ニュージーランドを倒したフランスが、その勢いで、こちらも予想に反してオーストラリアを敗ったものの、“ウィルキンソン頼り”のイングランドを倒すだろうと思われたのですが…。

 会場はパルク・ド・プランス。ますますフランス有利。しかし、ラグビー観戦に8万人ですよ。スゴイとしか言いようがありません。両方のサポーターから、大声援、大合唱が巻き起こる会場、どんな雰囲気なのか…あ〜、行ってみたい。

 試合は試合開始2分もたたないところでイングランドが驚きの先制トライ。スクラムハーフが蹴り込んだボールが、フランスのフルバックの前で真上にバウンド。追い掛けて来たイングランドのウィング、ルーシーの胸にスッポリ収まって、倒れ込んだところがゴールライン。

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<開始早々、イングランドがトライ!>

 フランスもニュージーランド戦と同じくキック重視のメンバー編成から、ペナルティーゴールを3本決めて逆転。イングランドもウィルキンソンが1本決めて8−9とフランスリードで試合終盤へ。

 フランスはフォワードが密集周辺でプレッシャーを受けながらも、バックスに展開すると何度かチャンスになりそうな感じがあったのですが、結局、トライは奪えず

 逆に1点差で負けているイングランドは落ち着いていました。35分にフランス陣でペナルティキックを得ると、この日はペナルティゴール、トライ後のゴール、ドロップゴール2本と計4本のキックをはずしていたウィルキンソンが、大事なところで成功して11−9と逆転

 そして、終了2分前にはトドメのドロップゴール。「やはり最後はウィルキンソンなのか…」というフランスの選手達の声が聞こえて来そうな中、14−9のイングランド勝利でノーサイド。フランスの地元優勝は夢と消えました。

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<結局、最後はこの人。ウィルキンソンのドロップゴール。>

 これで、大会前にはほとんど誰も口にしなかった“イングランドの史上初2大会連続優勝”の可能性が。対戦相手は、日本時間で明日の早朝4時から行なわれるアルゼンチン対南アフリカの結果で決まります。

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 一方、私自身の試合の結果は…5−25で完敗。リーグ戦連敗で1勝2敗となりました。

 結局、2週間前の試合で発生した肉離れのため、ほとんど走れませんでした。テーピングすれば、何とか走れるかと思ったのですが、試合前のウォーミングアップでジ・エンド

 代わりのメンバーもいないため、さらにテーピングでの補強を強めてもらって、何とか1試合全部出場はしたのですが、走る体力は残っているのに走れないという、何とも歯がゆい試合でした。

 次の試合までも2週間。何とか次の試合は全力で走れるようにしたいものですが…。
posted by らぐじ〜 at 19:54| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月08日

フィジー大健闘!

 ラグビーワールドカップの準々決勝残り2試合は、結果的に大方の人が予想する通りのチームが勝者となったものの、ともに敗者の健闘が光る試合となりました。対戦カードは南アフリカ対フィジー、アルゼンチン対スコットランド。

 正直なところ、私も南アフリカとアルゼンチンが、準々決勝の前の2試合以上に力の差を見せて勝つと思っていたのですが…。

 まずはライブ観戦の南アフリカ対フィジー。予選で予想を覆してウェールズに勝利を収め、決勝トーナメントに進出したフィジーですが、さすがに南アフリカには圧倒されるのではないかと思いました。

 ところが前半、2トライを奪われながらも3−13と何とか喰らい付いている状況。後半に入って、さらに6−20となり、ここから徐々に突き放されていくのかと思いましたが…。

 この試合、何度かいい走りを見せるなど、活躍していたセンターのランベニがシンビン(10分間の一時退場)となり、ますます不利な状況になるはずが、逆にこの間に一気の反撃

 まず、日本でもプレーしたことがあるデラサウが、センターライン付近から蹴ったボールを自ら快足を飛ばして追い、インゴールで追い付いて見事にトライ。

 続いて、その後のキックオフからバイ、リンガイリ、ラウルニ、ボンボと素晴らしいスピード、コース取り、ステップとパスで繋いでノーホイッスルトライあっという間に20−20の同点に追い付いてしまいました。

 この後もフィジーは何度も南アフリカゴールに迫り、トライチャンスもあったのですが、ノックオンや相手の懸命のタックルに阻まれ、ゴールを陥れることが出来ず。

 逆に南アフリカはペナルティーゴールとフォワードのモールによる力ずくのトライを2つ奪い、最後は南アフリカが37−20とフィジーを力でねじ伏せました。

 しかし、今大会、フィジーの健闘は見事。ウェールズを敗って準々決勝に進出し、南アフリカに堂々の戦い。そして何と言っても、グラウンドを所狭しと走り回り、変幻自在のステップとパスでトライを奪うスタイルが観客を魅了しました。

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<フィジーのラグビーは観客の喝采を浴びました>

 続く準々決勝最後の試合もスコットランドのフォワードがディフェンスに、そしてアタックでのボールの確保に献身的に働き、健闘を見せます。

 前半、アルゼンチンに1トライを奪われるものの、この試合までチーム全体のゴールキック成功率100%という正確なキックでペナルティゴールを2本決め、6−13と食い下がります。

 後半、アルゼンチンがペナルティーゴールとエルナンデスのドロップゴールで19−6と突き放しに掛かりましたが、スコットランドもトライを返して19−13と1トライ1ゴールで逆転圏内に詰め寄ります。

 最後はスコットランドがアルゼンチンゴールに何度も近付きましたが、結局アルゼンチンが守り切り、初の準決勝進出を決めました。

 これで準々決勝はイングランド対フランス、アルゼンチン対南アフリカ。

 結局、予選のAプールとDプールの2位同士、1位同士の対戦となりました。“比較的楽”と言われたBプールとCプールのチームは、1チームも準決勝に残れず。

 また、準々決勝のカードを見たときは、4強全部が南半球勢になるのではないかと思われたのですが、北半球の2チームが“ラグビー母国”と“開催国”の意地を見せ、決勝戦も南北対決となることが決まりました。

 さて、どうなることやら。準決勝の1試合目(イングランド対フランス)は今度の土曜日です。
posted by らぐじ〜 at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月07日

そしてニュージーランドまで…

 続く準々決勝第2試合は優勝候補の筆頭ニュージーランド対、地元開催にもかかわらず、中立地ウェールズのカーディフでの試合となったフランス。何度も言うようですが、2大会前の1999年大会では、“大会史上最大の番狂わせ”と言われた戦いの再戦です。

 それだけにニュージーランドも嫌な相手に違いなく、2大会前のような“油断”はなかったものと思われます。私が思うに、今回の敗戦は“不安がそのまま現実になった”というのが原因ではないかと思います。

 ニュージーランドは“現在、世界最高のスタンドオフ”と言われるダニエル・カーターがふくらはぎのケガから復帰出来るか不安視されていましたが、強行出場

 対するフランスはキックによる陣取り合戦に負けないための布陣を敷きました。ニュージーランドはこれに“そのまま”対抗して前半のキック合戦を優位に進め、トライも奪って13−3とリードします。

 ところが後半、前半にトライを奪ったマカリスターが故意の進路妨害でシンビン(10分間の一時退場)。ペナルティゴールで13−6とされた後の10分間を必死に乗り切ろうとしたニュージーランドからフランスがトライを奪って13−13の同点

 この後、強行出場していたダニエル・カーターが同じ箇所を傷めて退場すると流れがフランスへ。流れを断ち切ろうとしたニュージーランドがフォワードの突進の繰り返しで、力ずくのトライを奪い18−13と再びリードを奪うものの、ここでフランスは攻撃的選手を交代投入

 これが見事に当たり、交代で入ったスタンドオフのミシャラクのランニングでチャンスを作り、ジョジオンに繋いでトライを奪い、残り時間10分で20−18と逆転

 ここから後の10分は“まさか、まさか…”という思いの観客たちが異様な雰囲気で見守る中、ダニエル・カーターの交代で入ったニック・エバンスまでケガで退場してしまうという不運に見舞われたニュージーランドが攻め切れず、フランスが見事に勝利。

 ニュージーランドは大会前から、“選手のローテーション制でレギュラーが固定されないことに起因するイージーミスの多発”、そして、“予選プールの対戦相手が簡単で厳しい試合を体験しないまま決勝トーナメントを迎える”ことに対する不安の声が上がっていました。

 それに加えて、簡単なはずの予選段階でケガ人が続出。予選リーグでは交代選手で充分対応出来たものの、“洗練された15人”を決めることが出来ないまま準々決勝を迎えてしまったという感じです。

 またこの試合でも、キッキングゲームに対応する布陣を組んできたフランスに対して、そのままキッキングゲームで対抗。それ自体では上回った感はありましたが、逆に相手布陣を逆手に取って、積極的に展開する戦法を取っていたら…と思うのですが、それは結果論ですね。

 ニュージーランドは1987年の第1回大会、まだラグビー選手が全てアマチュアの時代、そして、北半球のチームが必ずしも大会開催に乗り気でなかった大会での優勝以来、ワールドカップでは優勝出来ず。

 今回こそ“真のラグビー王国に”という国民の願いは適わず、次回の自国開催まで、新たな4年間を待たねばならなくなりました。

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<歓喜のフランス選手の横で呆然のニュージーランド、ソーイアロ>
posted by らぐじ〜 at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

まずはオーストラリアが…

 ラグビーワールドカップはいよいよ負けたら終わりのノックアウトトーナメント。準々決勝の対戦カードは、前回大会決勝と同カードのイングランド対オーストラリア。そして、前々大会で“大会史上最大の番狂わせ”と言われた、ニュージーランド対フランスの再戦。

 まずはライブ観戦したイングランド対オーストラリア。ケガ人続出等で予選で苦しみ、南アフリカに完封負けして2位通過のイングランドに対し、ここまで安定した戦いを見せてきたオーストラリアが優位というのが大方の予想。

 ところが、この試合、ゲームの始まりからオーストラリアにあまり迫力が感じられませんでした。テレビの解説者が言っていた「ラグビーは所詮、生身の人間のするスポーツ」という言葉がこのゲームの鍵でした。

 “どう見てもオーストラリア優位”の風評。いくら“油断はしない”と言っても、していることに気付かないからこそ“油断”。明らかにオーストラリアの動きは緩慢でした。

 オーストラリアはイングランドのスタンドオフ、ウィルキンソンにペナルティゴールのチャンスを与えるのを恐れ、手堅く敵陣へキックで進むことを重視した試合の進め方をします。

 一方、イングランドはキックで敵陣に攻め入る作戦を取るかと思われたのですが、積極的にボールを回す展開ラグビー。自陣からも思い切って攻撃を仕掛けるなど、予想外のゲームプランを実行します。

 “油断”プラス“あれ?おかしいぞ”で予想を覆すための準備が出来始めました。前半こそオーストラリアがトライを奪うなど、10−6とリードしますが、後半に入るとウィルキンソン以外で唯一イングランドが上回っていると思われる“長所”を前面にイングランドが流れを掴みます。

 その“長所”とはスクラム。逆にオーストラリアは2年前にイングランドとの試合でスクラムを粉砕され、今大会に向けて必死のスクラム修正、強化を行なってきたのですが…。

 修正されたと思われたオーストラリアのスクラムをイングランドは後半圧倒。その他のフォワード戦の局面でもイングランドが優位に立ち、圧力を受けたオーストラリアは攻める機会を失って行きます。

 逆に、イングランドはウィルキンソンがペナルティーゴール2本を成功。後半20分で12−10と逆転します。会場全体が“まさか”と息を呑む中、イングランドがオーストラリアを後半無得点に抑えて“してやったり”の勝利。

 奇しくも、この日の第2試合で対戦するニュージーランド対フランスの2大会前の戦いを思い出させる展開でした。油断は本当に恐ろしい…でも、誰もが繰り返してしまうものなのです。

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<サポーターも驚き(?)の勝利に歓喜のイングランド選手>
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2007年10月01日

8強出揃う

 ラグビーワールドカップは4週間に渡った予選リーグを終了。決勝トーナメントへ進む8チームが決まりました。

 予選リーグ最終日の注目は、まだ1チームも決勝進出チームが決まっていなかった“死のプール”プールD。まずは、フランスがグルジアを64−7圧倒して勝ち点5をプラス、15点として準々決勝進出を決めます。

 このすぐ後に行われたのが、同プールのアイルランド対アルゼンチン。アルゼンチンは勝てば文句なくプールDの1位通過。一方のアイルランドは4トライを奪っての勝利で勝ち点5を挙げ、さらにアルゼンチンに勝ち点を1点も挙げさせない勝利を奪って初めて2位通過。

 もし、アイルランドがこの厳しい条件をクリアして勝った場合、フランスは1位通過。アルゼンチンが勝てばフランスは2位通過。アルゼンチンは負けても勝ち点1さえ挙げれば予選通過で、順位はフランスとの得失点差にもつれ込むという大混戦

 しかし、アルゼンチンは強かった…フランスに勝った強さはホンモノでした。フォワード周辺の接点、キックによる陣地の取り合い、そしてディフェンス力と、あらゆる局面でアイルランドを上回り、試合を優位に進めます。

 まずは先制トライと注目のスタンドオフ、エルナンデスのドロップゴールで8−3とリード。

 アイルランドの“世界最高峰のセンター”オドリスコル主将が、芸術的なアングルチェンジ(パスに対して走り込む角度を変える)とスピードでトライを奪って逆転するものの、再度、エルナンデスのドロップゴールで11−10と再逆転。

 さらに前半終了間際に1トライを加え、後半に入ってもペナルティゴールで追加点を加えたアルゼンチンが21−10とリードを広げると、アイルランドはまたもやオドリスコルが意地を見せ、パスを受ける前に走るコースを変えて相手を抜き去る技を見せてトライに繋げ、21−15と追いすがります。

 しかし、アルゼンチンは慌てず、ペナルティゴール2本を追加。そして、最後はこの日、変幻自在のキックを見せたエルナンデスが3本目のドロップゴールを決めてトドメを刺し、30−15でアイルランドを下しました。

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<決勝トーナメント進出を決めたアルゼンチン主将、ピチョット(先頭)>

 これで、“死のプール”は1位アルゼンチン、2位フランスで決着。その他の予選プールもそれぞれ決勝トーナメント進出国が決まり、下記のように準々決勝の組み合わせが決まりました。

 10月6日(土) オーストラリア対イングランド(マルセイユ)
 10月6日(土) ニュージーランド対フランス (カーディフ)
 10月7日(日) 南アフリカ対フィジー    (マルセイユ)
 10月7日(日) アルゼンチン対スコットランド(サンドニ)

 この中で一番の注目は、何と言ってもニュージーランド対フランス。フランスが予選1位で通過すれば、決勝のカードか?とも予想された対戦が準々決勝で実現してしまいました。

 前々回(1999年)の大会ではフランスが圧倒的優勝候補のニュージーランドを敗り、“ワールドカップ史上最大の番狂わせ”と言われた対戦、ニュージーランドにとっては嫌な相手に違いありません。

 ところが、この対戦、フランス開催ながら6試合だけフランス国外(ウェールズのカーディフ4試合、スコットランドのエディンバラ2試合)で行われるうちの1試合で、せっかくの自国開催であるフランスが、わざわざウェールズで試合しなければならないという不運。

 地元の大声援を受けて、今回も優勝候補の筆頭を叩くという有利さは薄れてしまいました。それでも、前々回の敗戦がトラウマになっているのではないかというニュージーランドにとっては、決して簡単に勝てる相手ではないでしょう。

 しかし、この試合、土曜日の朝4時からなんですよね〜。どうしようかなぁ…。

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 ところで、ひとつご報告。とりあえず、来週から時給900円のアルバイトに行くことになりそうです。月曜から金曜、9to5のフルタイムバイトです。何とか無収入からは脱出しそうです。40歳の男としては情けない限りですが…。
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2007年09月30日

フィジーが番狂わせ!

 今日は雨の中、自分のラグビーの試合がありました。いくつになっても雨の試合はイヤですね。おまけに今日は第一試合だったので、雨の中、ゴールポストを立てたり、ラインを引いたりの準備もあって、試合開始前に濡れ鼠

 試合が始まると、もちろんもう泥だらけぐっちゃぐちゃ。おまけに試合も後半突き放されて完敗(14−35)。試合後の処理がまた大変。もうジャージ着たままシャワーに入って、着ているものの泥も落としちゃいました。ちなみに、シャワーは水です。

 頑張って絞ったとはいえ、手で絞っただけなので、着ていたものはたっぷりと水を含んで、肩にずっしり来るほど重いのです。以前のコットンで出来たジャージよりは、現在のポリエステル製のジャージはだいぶマシなんですが、負けて気持ちも重い体には堪えます。

 さらに悪いことに、7月にやった肉離れを再発したみたいです。まったく同じ場所のよう。次の試合、間に合うかなぁ。

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 さて、ワールドカップの方は、昨日もお伝えしたとおり、予選リーグが大詰め。決勝トーナメント進出をかけた戦いが続いているのですが、フィジーがやってくれました。大方の予想を覆す番狂わせ

 対戦相手はウェールズ。互いに日本と対戦し、フィジーは35−31で4点差の辛勝。一方、ウェールズは72−18と圧勝。普通に考えるとウェールズがかなり有利なようですが、足し算引き算ではないこの世界。

 前半はフィジーが縦横無尽に走り回ります。ボール持って楽しそうに走り出すと、少々強引なパスも繋がり、弾んだ楕円球もなぜかフィジーの選手の懐に転がり込んでくるような不思議な力を持ったフィジーが、その力を発揮。

 ペナルティーゴールで先制されたものの、フィールドを所狭しと走り、パスを繋ぎまくる攻撃などで3トライを連取。一時は25−3と22点差までリードを広げました。

 ところが、前半終了間際、ウェールズがスクラムを押し込んで1トライを返した後、フィジーの選手が反則でシンビン(10分間の一時退場)となり、後半の最初10分近くを一人少ない状態で戦わなくてはならなくなります。

 ウェールズはこれに乗じて、逆に大きくパスを回して展開するラグビーを繰り広げ、逆に3連続トライを奪って25−29と一気に逆転。ここからは互いの意地のぶつかり合い。

 フィジーがペナルティゴールを2つ重ねて31−29と再び逆転すると、残り7分でウェールズがフィジーのパスをインターセプトしてトライを奪い、31−34と再々逆転。さすがはラグビー伝統国、ラグビー狂国の意地かと思わせたのですが…。

 残り3分でフィジーが果敢なランでゴール前に持ち込み、最後は密集から強引にネジ込んでまたもや逆転のトライ。ゴールキックも決まって38−34とします。

 残り2分、トライを取るしかないウェールズの懸命の攻撃を何とか凌ぎ切ってフィジーが歓喜の勝利

 フィジーが決勝トーナメントに進出するのは、華麗な“フィジアンマジック”で世界を驚かせた第一回大会(1987年)以来の2度目となります。

 う〜ん、日本代表が4点差まで迫ったフィジーがウェールズに勝ってしまうとは…まぁ、確かにこのウェールズ戦のフィジーだと、日本代表も接戦出来たかどうか…。

 とにかく、番狂わせはあった方が面白い。おめでとう、フィジー!

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<フィジー、歓喜の輪>
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2007年09月29日

トンガ及ばず

 ラグビーワールドカップ、予選リーグ、プールAの2位での決勝トーナメント進出チームを決める(1位通過はすでに南アフリカが決めた)イングランド対トンガの1戦が昨夜行われました。

 試合は序盤、今大会ここまでの勢いをそのままに、トンガが力強い突進を見せ、イングランドディフェンスを受け身に回らせました。まず、ペナルティゴールで3点を先制。

 すぐにペナルティゴールを返されて同点とされますが、勢いは衰えず、センター陣がイングランドディフェンスラインを突破してトライを奪い、10−3とリードします。

 ところが、この流れをイングランド側に引き寄せたのはやはりジョニー・ウィルキンソン。敵陣で得たペナルティキック。トンガの選手たち、そして観客のほとんどが「あ〜、またウィルキンソンのキックで3点だ〜」と思い込んでいたのですが…。

 トンガの選手たちがゴールポスト付近に集まってしまっているのを見て取ったウィルキンソンは、インゴールに向かって意表を突くキックパス。これに反応して走り込んだウィング、サッキーが見事にボールをキャッチしてトライ。

 これで10−8と2点差に迫ると、次は得意のドロップゴール。ほとんどウィルキンソン一人で10−11と逆転してしまいました。

 さらにトンガは前半終了間際に敵陣へ攻め込んでいたにもかかわらず、パスミスをサッキーに拾われ、一気に独走トライを許してしまい、前半を10−16とされてしまいました。

 リードしていれば、勢いも継続し、疲れに負けず戦い続けられたのでしょうが、後半に入るとトンガに疲れが見え始め、徐々にイングランドペースに。

 一旦、13−16と3点差に迫ったものの、イングランドがトンガのラインディフェンスを突破し始めて2トライを奪い、ウィルキンソンがドロップゴールをもう1本。

 最後にトンガが意地の1トライを返したものの20−36でイングランドが勝利して、プールAを2位で通過。準々決勝進出を決めました。

 ウィルキンソンはキックだけでなく、激しいタックル、広範囲のカバーディフェンス、後方に戻ってのセービングなど、攻守に渡って獅子奮迅の活躍。「お前ら15人で掛かって来ても、俺1人に勝てやせんゾ!」と言わんばかりの気迫でした。

 トンガは前々回大会(1999年)でイングランドと対戦したときは、10−101という大差で敗れ、前回大会もカナダに敗れるなど4戦全敗で予選敗退。今大会も本大会出場のための予選は、敗者復活戦からの勝ち上がり。

 そんな状況を考えると、今回の大健闘は誰もが予想出来なかったことでしょう。そういう意味では、今大会、一番注目を浴びたチームになるかも知れません。少なくとも、予選リーグを一番盛り上げたチームと言えるのではないでしょうか。

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<この日もドロップゴール2発をお見舞いのウィルキンソン>
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2007年09月28日

準々決勝進出をかけて

 あ〜、眠い…さすがに夜行バスで東京から戻ると眠い…全然眠れないわけではありませんが、眠りが浅くて、何度も目を覚ましてしまうので。首も痛いし…40歳に夜行バスはツライ。

 さて、ラグビーワールドカップの予選プール戦もいよいよ大詰め。今夜からは“勝った方が決勝トーナメント進出”というゲームが続きます。

 まず、今夜、イングランド対トンガ。順当に行けば、ウィルキンソンの戻ってきたイングランドの勝利が予想されるところですが、アメリカに勝ち、格上と思われたサモアも撃破、さらに優勝候補の南アフリカに敗れはしたものの5点差と、トンガも絶好調

 南アフリカに完封負け、アメリカにもスッキリ勝てなかったイングランドをトンガの勢いが上回る可能性も…しかし、やはりウィルキンソンは大きな壁か…。

 明日の夜は、ウェールズ対フィジースコットランド対イタリアが準々決勝をかけた戦い。

 ウェールズ対フィジーは順当に行けばウェールズですが、フィジーがかつて“フィジアン・マジック”と呼ばれた素晴らしいハンドリングとパス、そして爆発的な加速力ある走りを見せれば、波乱もあるかも

 スコットランド対イタリアは予想が難しいです。この春の欧州6ヶ国対抗ではイタリアが勝利。しかし、今大会に入って好調なのは、どちらかと言えばスコットランド。実力的にややスコットランド有利か?

 そして日曜日の夜には、“死のプール”プールDから決勝トーナメント進出を決める戦い。このプールはまだ1チームも決勝トーナメント進出チームが決まっていません。

 対戦カードはフランス対グルジアアイルランド対アルゼンチン

 一応、グルジアにも得失点差による予選通過の可能性が残っていますが、これはこの夜の対戦相手、地元フランスに100点差をつけて勝たないといけないので、まずないと考えていいでしょう。

 順当に行けばフランスがグルジアに負けることはないと思うので、フランス、アイルランド、アルゼンチンの3チームによる上位2チーム奪取の争い。

 これに関しては色々な可能性が考えられるので、省略します。結果を待ちましょう。でも、予想としては、アルゼンチンが苦戦続きのアイルランドに勝って、アルゼンチンが1位通過フランスが2位通過となるのではないでしょうか。

 楽しみな試合が目白押しですが、日本時間の夜10時開始の試合はライブで見ようかと思いますが、それより遅い時間の試合はビデオで見ます。その辺は、いくら“ラグビーおたく”の私でも、日本代表の試合とは熱の入り方が違います。

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<やはり一番の注目はアイルランド対アルゼンチンか>
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2007年09月27日

ラグビーは15人で…?

 ただいま東京です。懲りもせずに面接にやって来ました。が、今回は完全に時間とお金のムダでした。“この社長と一緒に働くのはムリ”っていう印象。今回の就職活動で3回目かな。

 そんなこと言ってる立場ではないのかも知れませんけど…。来週の月曜日には、先週の金曜日にバイト採用で面接を受けた会社と、もう一度、話をすることになっています。とりあえず、バイトで食いつなぐか…40歳。

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 昨日は見れずに残っていた録画、22日夜に行われたイングランド対サモア戦を見ました。

 ここまで南アフリカに0−36と完封負けするなど、不調のイングランドがサモアに喰われてしまうのではないか…ラグビー母国のイングランドサポーターとしては気が気ではなかったでしょう。

 サモアはトンガに敗れたものの、前回大会でもイングランドに冷や汗をかかせた実績があり、今回もイングランドを敗って、決勝トーナメント進出を阻むのではないかという期待がありました。

 しか〜し…イングランドにはこの男が帰って来ました。

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<ジョニー・ウィルキンソン>

 前回大会でイングランドを優勝に導いた男、ジョニー・ウィルキンソン。前回大会後、度重なるケガなどに悩まされ、イングランド代表に復帰したのは今春。おまけに今大会も初戦の前に足首を痛め、試合への復帰が危ぶまれていました。

 もし、サモアに敗れて、決勝トーナメント進出が出来ないとなれば、「ラグビー母国」、「前回優勝国」としての誇りはズタズタ…という緊急事態に、ジョニーの“見切り発車”が決断されたのです。

 ところが万全でないとはいえ、彼一人が加わることで、チーム全体がまるで別のチームであるかのごとく息を吹き返します。とにかく、大型フォワードで優位に立ち、敵陣で試合を進め、相手の反則を誘ってペナルティゴール、あるいは、ドロップゴールで3点を取る。

 チーム全体が同じコンセプトで試合を進めるほど大事なことはありません。そしてそれに応えるウィルキンソンもスゴい。ペナルティゴール4本、ドロップゴール2本、そしてトライ後のゴールキック3本で24点を叩き出しました。

 一時、サモアの反撃に4点差まで追い上げられる場面もありましたが、最後は44対22のダブルスコアでイングランドが勝利。まだ、決勝トーナメント進出は決めていませんが、とりあえずの危機は回避しました。

 ラグビーはもちろん15人で戦うゲームですが、たった一人が試合に復帰しただけで、こんなにチームが変わってしまうなんて…ウィルキンソンに頼り過ぎるイングランドも問題でしょうが、ウィルキンソンはスゴ過ぎる…ということを再認識しました。
posted by らぐじ〜 at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月26日

引き分けか〜

 ラグビーワールドカップ、日本代表の第4戦。予選敗退が決まっている日本代表にとっては大会最終戦。ここまで3戦全敗なので、どうにか勝って、1991年以来のワールドカップ1勝をもぎ取ってもらいたいところでしたが…。

 日本代表は前半、今まで以上に激しく前に出るディフェンスで巨漢を揃えるカナダ攻撃陣にプレッシャーを掛け続けます。カナダはバックスにまわしても、フォワードが密集周辺を突いても、日本の鋭いタックルに阻まれ、攻め手を失います。

 一方の日本は前半12分、ラインアウトからブラインドウィング遠藤がライン参加してパワフルなランを披露。相手スタンドオフを弾き飛ばし、ウィングのタックルを振り切ってトライ。5−0と先制します。

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<ウェールズ戦に続く遠藤のトライで先制>

 ところが、ここから日本は自陣に釘付け。激しいディフェンスで相手にプレッシャーを掛け続け、何とかゴールラインを死守するものの、効果的なタッチキックが蹴れず、自陣を脱出出来ないことで、攻撃の機会を失います。

 後半、カナダは“ラインにまわしてもダメ、ラックのサイドアタックもダメ”ということで明らかに攻撃の方針を変更。中盤からもモールでじわじわと押し込み、陣地を取るキックでゴール前に進もうという戦法に出ます。

 日本は見事にこれに苦しめられ、ゴール前に進まれた密集から、力ずくのトライを奪われ、5−5の同点とされます。

 さらに、同じような力ずくの攻撃を何とか阻んだと思ったのですが、ボールを奪ったところで反則を取られ、ディフェンスが密集に集中していたところを大きくキックパスで仕留められ、5−12と逆転されてしまいます。

 この後も、なかなか敵陣深く入れなかったのですが、途中交代で入ったスクラムハーフが積極的に素早くボールを展開する攻撃で、何度となくチャンスが生まれ始めます。

 そして、後半もロスタイムに入り、ゴール前でペナルティキックを得た日本。まずはモールを作って力でゴールを割ろうとしますが届かず。密集が崩れたところから、判断よくボールを持ち出した金から、マキリ、平とパスが渡り右隅にトライ

 これで10−12。大西選手が蹴るトライ後のゴールキックが決まれば同点。はずれれば負け。

 前の試合で肋軟骨を痛め、この試合への出場さえ危ぶまれた大西選手の蹴ったボールが見事にクロスバーを超え、ゴール成功。土壇場で同点に追い付き、日本を4戦全敗から救いました。

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<ロスタイムに平がトライの後、プレッシャーの中、大西が見事にゴールを成功>

 もちろん、勝って欲しかったし、勝てるチャンスはあったと思うのですが、私が今まで見てきた日本代表とは違う何かを見せてくれた試合でした。

 う〜ん、でもやっぱり複雑。フィジー戦もカナダ戦も、ここまで出来たなら結果として“勝ち”が欲しかった…。

 ラグビーというスポーツの特性上、日本は永遠に挑戦者なのかも知れませんが、その挑戦を続けていく価値があることを示してくれたチームなのではないかと思います。
posted by らぐじ〜 at 11:23| Comment(2) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月25日

準々決勝進出チーム

 今日はビデオでニュージーランド対スコットランド戦を観戦。あとイングランド対サモア戦が見られずに残っているのですが、なかなか追いつきません。

 ニュージーランドは40対0で完勝…と言ってもいいのですが、ニュージーランド国内では“スコットランド相手に40点は少ない”とか“ハンドリングミスが多すぎる”とか、色々と不満の声が上がっているようです。

 確かに準々決勝進出をかけた次のイタリア戦のために主力数人を温存したスコットランドが、時折ディフェンスで頑張ったため、ミスを多発。スクラムは圧倒したため、攻め込まれるシーンはなかったものの、“王国”ニュージーランドのファンとしては不満かも知れません。

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<この日はグレーのセカンドジャージ。カパ・オ・パンゴをW杯初披露>

 それでもこれでニュージーランドは予選リーグ1戦を残して、決勝トーナメント(準々決勝)進出を決定。

 他にもプールAはトンガに大苦戦したものの南アフリカが、日本のいるプールBは、ケガ人以外はベストメンバーで戦い続けるオーストラリアが安定した力を見せて、危なげなく3戦目で予選通過を決めました。

 まだ1チームも予選突破を決めていないのは、やはり“死のプール”プールDのみ。

 一方、日本代表は早くも今夜が予選最終戦(4戦目)。すでに決勝トーナメント進出がなくなっている日本代表、実は4戦目を戦う最初のチーム

 日本対カナダ戦の2時間後に試合開始のポルトガル(対ルーマニア)も第4戦で、予選敗退が決まっているのですが、開始時間の前後関係で、日本代表が今大会の中で、一番最初に試合日程を終えてしまうチームになってしまいました。

 なんか、高校野球で開会式直後の試合で負けてしまって帰るチームのようで、寂しい限りです。

 せめて勝って帰ってきて欲しいですねぇ。
posted by らぐじ〜 at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月24日

トンガ今一歩

 今日はビデオでラグビーワールドカップを2試合観戦。まずは、“死のプール”プールDからの決勝トーナメント進出チームを大きく左右する地元フランス対アイルランド

 開幕戦でアルゼンチンに敗れた地元フランスは、このゲームに敗れると予選リーグ敗退が決まってしまいます。開催国としては何としても避けたいところ。

 一方のアイルランドは、この春の欧州6ヶ国対抗戦でフランスに得失点差で優勝をさらわれたリベンジを果たしたいところですが、大会に入ってナミビア、グルジアに苦戦し、あまり調子は良くなさそう。

 結果は現在の勢い通り、2戦目でナミビア相手に快勝して、開幕戦での敗戦を払拭した感のあるフランスが、苦戦続きのアイルランドを前半のドロップゴール1本による得点のみに押さえ、攻めては後半2トライを奪って完勝。

 フランスはグルジア戦を残すものの、準々決勝に大きく近付き、一方、アルゼンチン戦を残すアイルランドは非常に苦しくなりました。

 私自身は結構アイルランドを応援していたのですが、大会に入ってからの不調ぶりは残念。この試合もほとんど攻め手が見付からないような感じで、これでは予選敗退も仕方ないかも知れません。

 さて、もう一試合は、トンガが優勝候補の一角、南アフリカに大健闘をした試合。トンガは前戦で格上と見られたサモアを撃破。それに続いて観客を魅了する試合を展開しました。

 体が大きく、強い体躯で激しいプレーをする南アフリカに対して、トンガは一歩も引けを取らず、むしろ前半はタックルに行って、そのまま相手のボールをもぎ取るようなシーンも何度か見られました。前半は3−7と南アフリカがわずかにリード。

 この試合、南アフリカは半分以上の主力を休ませるメンバー編成だったのですが、南アフリカはニュージーランドと並んで、世界で最も選手層の厚いチーム。大してチーム力は落ちないと思われました。

 ところが後半4分、先にトライを奪ったのはトンガ。これで10−7と逆転すると、慌てた南アフリカは主力選手5人を一気に交代投入。まずはペナルティーゴールで10−10と同点とすると、その後、一気に3トライを奪って10−27とトンガを突き放しました。

 さすがにトンガの集中力もここで切れてしまうかと思ったのですが、ここから再反撃。スタンドオフのピエーレ・ホラのキックパスを絡めた攻撃で2トライを奪い返し、22−27と5点差まで追い上げます。

 会場全体から“トンガ!トンガ!”の声援を受け、最後まで攻め続けましたが、結局その後は、互いにペナルティーゴールを1本ずつ追加し合ったのみで、25−30で南アフリカが勝利しました。

 トンガには日本のトップリーグやその下部リーグで活躍する選手が非常に多く、スタンドオフのピエーレ・ホラも神戸製鋼で活躍する選手。再三、相手ボールを奪い取る活躍を見せたニリ・ラトゥ選手もこの秋からNECでプレーします。

 つまり、日本の選手はこの大健闘を見せたトンガの選手達と身近にプレーする機会が多いということです。確かに彼らが日本のリーグに入ると、そのパワー溢れる突破力は抜きん出た存在になりますが、決してどうしようもないわけではありません。

 彼らと共にプレーする機会が多いという環境にいれば、きっと彼らと同じレベルに近付くことができ、日本代表も彼らと同じように、世界の強豪を慌てさせるレベルに達する可能性があるのではないかと思うのですが…。安易ですかねぇ。

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<スキンヘッドのニリ・ラトゥ選手。今シーズンは日本で見られます>
posted by らぐじ〜 at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月21日

やはりムリなのか…

 朝3時半に起きました。ラグビーワールドカップ、日本対ウェールズ戦のライブ観戦のために。奇跡を期待した私が悪かったのでしょうか?日本はウェールズに18−72と完敗しました。まぁ、そう簡単に起きないからこそ“大番狂わせ”であり“奇跡”なのでしょうが…。

 開始から20分は日本代表も本当によく健闘しました。素早い出足からの鋭いタックルで、ウェールズを慌てさせました。相手を倒し、ボールを奪い取る場面もしばしば。

 前半19分には自陣のラックでボールを奪ったロック大野選手(昨日の写真の選手)から見事なパスの繋ぎを見せ、一気にトライを奪い8−7とリード。“ひょっとしたら…”と思わせる場面もありました。

 しかし、どう見ても、この激しいディフェンスを80分間続けられるはずがない…いつ疲れ果てて破綻するのだろうという不安が先に立ちました。

 前半20分にすぐトライを奪い返されて逆転されると、徐々にディフェンスにほころびが…前半こそ何とか11−29と点差だけ見ると“射程圏内”で折り返すことが出来たのですが…。

 後半に入ると、日本代表には明らかに疲れが見え始めました。「そんなに早く疲れちゃうの?」と思われる方もいるかも知れませんが、日本人が欧米の外国人を倒し続けるには、想像出来ないほどの体力を要します。

 ウェールズはトップチームの中では決して“大きい”方のチームではありませんが、日本の選手と比べるとガッシリしていて、特に腕っ節が強い感じがします。

 ボールを持って相手にぶつかって行っても、ちょっと味方のフォローが遅れて孤立したり、相手の高い位置に当たったりすると、あっという間にボールをもぎ取られてしまいます。

 ディフェンスはタックルの精度が悪くなり、ヒットの勢いもなくなり始め、前半のように相手ボールを奪えなくなり、たまに獲得したボールも簡単に相手にもぎ取られる…後半はそんな場面が続きました。

 ウェールズはここまでの試合内容が“つまらない”“面白くない”と国内から批判の声が上がっていて、この試合ではその批判を覆すように、積極的にパスを回して攻撃をし続けて来ました。

 これが日本のディフェンスを振り回し、さらに疲れ果てさせ、結局、11トライを奪われて完敗。予選敗退とグループ4位以下が決まりました。

 残すは25日のカナダ戦のみ。相手は中8日で休養充分。中4日しかない日本はここまでバックスを引っ張って来た大西選手がケガで出場が危ぶまれるなど、不安な状況。

 もう準々決勝進出も、次回大会の予選免除もありませんが、第3回大会以来のワールドカップ2勝目のため、疲れた体を奮い立たせて、何とか勝利をもぎ取って欲しいと思います。

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<前半19分、自陣で奪ったボールを遠藤選手のトライに結び付けたまではよかったのですが…>

 観戦後、無職なのをいいことにもう一度、1時間半ほど寝たのですが、まだ眠い…今夜は自分のラグビーの試合に行くため、菅平まで夜中に車の運転をしないといけないのに…同乗者の方、寝てしまったらゴメンなさい。
posted by らぐじ〜 at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月20日

いよいよ今宵…いや翌朝?

 いよいよ今夜はラグビーワールドカップ、日本代表の第3戦、対ウェールズ戦です。もちろん、実力的にウェールズより下と見られるフィジーに勝っておきたかったのですが、終わってしまったものは仕方がありません。

 フィジーに敗れたことによって、日本はこのウェールズ戦に敗れれば、わずかに残っている準々決勝進出も、そして次回大会出場権確保のプール3位もなくなってしまいます。世界ランク8位の強豪に対して、背水の陣となってしまいました。

 ウェールズは前戦のオーストラリア戦から中4日ということで、主力メンバーを休ませるのではないかと思われましたが、ベストメンバーとまではいかないまでも、思ったほどメンバーを落として来ないようです。

 過去の戦績からいっても日本がウェールズに勝つのは至難の技。おまけに、場所は敵の本拠地ウェールズはカーディフのミレニアム・スタジアム。ここの人たちの“ラグビーマッド”ぶりはスゴい…。日本は大音量のウェールズへの声援も敵に回します。

<過去5試合の記録>
2004/11/26 日本 0-98 ウェールズ (カーディフ)
2001/06/17 日本 30-53 ウェールズ (秩父宮)
2001/06/10 日本 10-64 ウェールズ (花園)
1999/10/09 日本 15-64 ウェールズ (カーディフ、第4回W杯)
1995/05/27 日本 10-57 ウェールズ (南アフリカ、第3回W杯)

 それでも、ここまで不利と分かっていても、何とかならないものか…という願いを込めて、今宵もナマ観戦で応援します。でも、“今宵”っていうより、むしろ“明朝”。試合開始は日本時間の明日朝4:00

 というわけで、いったん寝て、3時半ごろ起きて見ることにします。

 前回のフィジー戦の激闘後、その先頭に立っていたロックの大野選手は、試合後、体重が6kgも落ちていたそうです。たった1時間半ほどで…ビリーズ・ブート・キャンプなんて足元にも及ばんだろ。

 こんな風に選手たちが体を張っている限り、奇跡は起こりうる…過去を含めたワールドカップ最大の番狂わせを祈っています。

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<体を張ってチームを引っ張るプレーはまさに“侍”。大野選手>
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2007年09月19日

アイランダーの戦い

 昨日、トンガサモアを敗った試合に関して、“プチアップセット”ということでお伝えしましたが、実はこの試合について、昨日の時点では試合結果だけは知っていたものの、試合内容は知らない状態でした。

 その後、ビデオにて観戦。まさに南太平洋のアイランダー同士らしい、肉弾相打つ、そして意地と意地のぶつかり合う激しい試合でした。まるで民族間の“戦い”(“戦争”というより“戦い”がふさわしい)でした。

 昨日も書いたように、この2国とフィジーは普段から南太平洋3ヶ国対抗戦で戦っており、ワールドカップ本戦出場の予選でも戦います。

 3国が互いに対戦すると、どこが勝ってもおかしくないような状況なのですが、他国との対戦成績も含めて考えると、実力的にはサモア、フィジー、トンガの順(大会前の世界ランクもこの順)。

 特にトンガとサモアに限ってみると、トンガがサモアに勝ったのは2000年に遡るそうです。というわけで、今回の試合結果はやはりアップセットだったと言えるでしょう。

 試合前に行われる“ウォークライ”から互いの闘志がぶつかり合います。ちなみにこの“ウォークライ”(戦いの前に行う儀式的踊り)を行うのは、この大会参加チームではこの2ヶ国とフィジー、そして有名なニュージーランドです。

 4ヶ国ともそれぞれ独自の“ウォークライ”を持っていて、ニュージーランドのは“ハカ”と新作“カパオパンゴ”。フィジーは“シビ”。トンガは“シピタウ”サモアは“シヴァタウ”と言います。

 予選プールで互いに“ウォークライ”を行うチームが対戦するのは、このトンガ対サモア戦だけでした。ド迫力!

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<シヴァタウ(左:サモア)対シピタウ(右:トンガ)>

 試合の方は、何となく手堅い試合運びになってしまったサモアに対して、闘志むき出しで積極的に攻めるトンガが勢いを得て、後半にトライを奪って逆転。

 トンガは闘志が裏目に出て、2人のシンビン(10分間の一時退場)と1人のラフプレーによる退場者を出し、最後の5分を13人で戦わなければならなくなったのですが、必死のディフェンスで守り切って勝利。

 普段からのライバル同士、そして隣国同士ならではの“誇り”をかけた、独特の雰囲気の試合でした。

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<3国の位置はこんな感じ>
posted by らぐじ〜 at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | RWC2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする